月別アーカイブ: 2015年8月

壁の上部(笠木部分)に隙間を発見

【中古住宅 名古屋市内】中古住宅診断事例

壁の上部(笠木部分)に隙間を発見

壁の上部(笠木部分)に隙間を発見

壁の笠木部分です。笠木とは、壁の最上端のことです。

なぜか、一体になっていた壁に隙間ができていました。原因がわかりません。

当然ですが、地上から見ていただけでは、この不具合はわかりません。

また、この状態がいつからかも不明ですが、当然、雨水は侵入していたと思います。

ご契約前に、隙間をしっかり塞いで、壁も固定し、上からカバーを実施しました。

どうも当初からの施工ミスのようでした。

この事例は、地上から見ていただけでは見抜けない不具合です。

この状態のまま購入し、不具合に気づけないでいると、マズイことは間違いありません。

せっかくのビスが効いていません

【新築住宅 名古屋市内】新築住宅診断事例

せっかくのビスが効いていません

せっかくのビスが効いていません

桧の背割部分に、3本あるうちの真ん中のビスが位置していて、苦肉の策で斜めにビスを打ち込んでいますが、この状態では、所定のビス長さが得られず、強度的に不安です。

さらに、左側に打ち込まれているビスのは、木が割れていまっています。ビスの意味がない状態です。

この事例も、専門家でなくとも予測がつく事例です。

この状態で放置されているならば、同様の箇所が他にある可能性が高いと推測できます。

名古屋市RC造 新築 被り厚さ

【新築RC造住宅 名古屋市内】新築住宅診断事例

地中梁部分の配筋の被り厚さが足りていません

地中梁部分の配筋の被り厚さが足りていません

地中梁部分の配筋の被り厚さが足りていません。

写真右側合板との被り厚さが2センチ足らずです。

この部分の被り厚さは、一般的には4センチ必要です。

もう一点指摘すべきポイントがありました。

鉄筋と鉄筋とをつなぐ結束線が、写真右側合板に向かって伸びています。

これは完成後、将来的に「水みち」になってしまう可能性があります。

この場合は、結束線は鉄筋側に向けるほうがベターです。

RC造だから頑丈ではないのです。

適切な方法で施工されているかどうかがポイントです。

適切な方法の施工によってはじめて、RC造の特長である強度が長期間保たれます。

柱直下に柱を受ける土台や基礎がありません

【新築住宅、尾張地区】新築住宅診断事例

柱直下に柱を受ける土台や基礎がありません

柱直下に柱を受ける土台や基礎がありません

尾張地区の新築住宅の診断事例です。

一目でわかるのですが、上部構造を支える柱の直下に、柱を受ける土台や基礎がありません。

プロでなくても、これでは構造的な強度が保てないことがわかります(^^;

これ、大手ビルダー様の物件なのです。

またまた、プロだからすべてをおまかせすれば安心できない事例です。

大手ビルダーの物件でも安心はできないのです。