なんとインターロッキングで「かぶり厚さ」を調整

【新築住宅、名古屋市内】新築住宅診断事例

なんとインターロッキングで「かぶり厚さ」を調整

なんとインターロッキングで「かぶり厚さ」を調整

構造体である床基礎の被り厚さ調整のために、通常はコンクリート製のスペーサーなどをかまして、被り厚さを調整します。

「被り厚さ」とは、コンクリートの表面から中にある鉄筋までの厚さのことです。

コンクリートはひび割れなどから水分が入り込むと、中の鉄筋が錆びてしまうため、充分なかぶり厚さを確保しないと設計通りの強度を得られません。

で今回の住宅診断事例では、コンクリート製のスペーサーの代わりに、なんと歩道などに使用する古いインターロッキングが使われていました。(^^;

コンクリート製のスペーサーであれば、おそらく基礎部分と同様の強度を確保できますが、インターロッキングでは、強度的にも不十分でしかも吸湿性が高いので、インターロッキングの周りのコンクリートの強度にも影響が出てしまうはず。さらに、インターロッキングに接する鉄筋のサビを誘発する可能性も考えられます。

インターロッキングの代用とはちょっと考えられません。

この光景が一面に広がっていました。コストダウンなのか何なのか。

ちょっと驚愕の光景でした。

今回の内容は、基礎の施工途中でチェックすればわかりますが、床基礎が完成後に外から見ただけでは見抜けません。

「ホームインスペクション名古屋」の住宅診断では、完成後でもかぶり厚さをチェックいたします。コンクリート構造物の鉄筋の「かぶり厚さ」と位置を迅速、正確に探知する『サンコウ電子研究所 鉄筋探査機 RP-I』が活躍します。

サンコウ電子研究所 鉄筋探査機 RP-I

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【参考】「ホームインスペクション名古屋」の住宅診断で使用する専門機器